ピティナ・ステップアドバイザーを務めて ~表現の力を感じた2日間~

 

先日、ピティナ・ピアノステップ下妻地区にて、2日間アドバイザーを務めさせていただきました。
幼児から大人の方まで、約120名の演奏を聴かせていただき、多くの学びと出会いに恵まれた充実した2日間となりました。
ステップでは、日頃の練習の成果を発表する参加者の皆さまが、それぞれの目標に向かって真剣に演奏されていました。一人ひとり異なる個性や音楽との向き合い方があり、私自身も多くの刺激を受けました。
ピアノを学ぶ上で、まず大切なのは楽譜に書かれた音やリズムを正確に演奏することです。音を間違えず、最後まで弾き切ることは決して簡単なことではありません。
その一方で、今回多くの演奏を聴かせていただく中で、特に心を動かされたのは、その先にある「表現」でした。
「この曲が好きなんだな」
「この音を大切に伝えたいんだな」
そんな思いが伝わってくる演奏には、自然と耳を傾けたくなります。
演奏技術はもちろん大切ですが、音楽を通して何を感じ、何を伝えたいのか。その気持ちが音に表れたとき、演奏はより魅力的なものになります。
帰路につく途中、駅でツバメの巣を見つけました。親鳥が静かに卵を温めている姿を眺めながら、音楽もまた日々の積み重ねの中で少しずつ育まれていくものだと感じました。
すぐに結果が見えなくても、毎日の練習や経験は確実に力となり、やがて大きな成長へとつながります。
私自身も演奏活動や研究活動を続けながら、レッスンでは単に音を並べるだけではなく、音楽を感じ、自分の言葉で表現できる演奏を目指して指導していきたいと思っています。
最後になりましたが、ご参加くださった皆さま、運営スタッフの皆さま、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
これからも演奏、研究、指導の三つの活動を通して、音楽の魅力をお伝えしていければ幸いです。
内林順子
ピティナ正会員
ピティナ川口西ステーション代表
ピティナ・ピアノステップアドバイザー